伊勢神宮への旅
近年のスピリチュアルブームの影響で、人気のパワースポットしても老若男女問わず多くの参拝客が季節を選ばず訪れる伊勢神宮への旅。「お伊勢参り」として親しまれ、古来からご利益を求めて日本全国から多くの人々が訪れています。
交通網が発達した現代であれば、新幹線とJRや近鉄特急、高速バス、自家用車等で伊勢の地まで気軽に移動可能となり伊勢へのアクセスも間単になっています。また、伊勢神宮の内宮・外宮への参拝だけを目的にするのではなく、伊勢志摩観光の一環で伊勢神宮へ訪れたりする場合もある様です。
ただ、パワースポットとして余りの人気の高まりから、土日や祝日等は伊勢神宮の内宮・外宮の各駐車場に入るだけでも長時間を要したり、伊勢市駅や宇治山田駅からの路線バスも大混雑が続く状態となります。また、特に伊勢神宮の内宮は早朝から人混みが途絶えることなく、個人参拝客だけではなく、団体ツアー客の大型バスも頻繁に行き交い、外国人観光客も合わせて、静かに参拝する事がなかなか困難な状況になっています。
確かに伊勢神宮は参拝してみると、他の神社仏閣等と比較しても、天下国家を守る皇室の氏神としての伊勢神宮ならではの独特なものを持っているかの様に思えます。そうであればこそ、伊勢神宮への旅を単なる伊勢志摩観光の一部として終わらせるのではなく、誰もが心に残る「お伊勢参り」にしたいものです。
伊勢神宮へ向かう目的によっても様々ですが、できるだけ自分の目的にかなった、想定外のストレスが極力少なく、それでいて満足できる旅になるように予め準備をしたいところです。伊勢神宮への旅・現代のお伊勢参りにも様々な旅の形態がありますので、自分の目的に合った賢い旅にできるように以下考えていきましょう。
お伊勢参り 目的による旅行形態の違い
伊勢神宮へのアクセスは、東京からであれば名古屋まで東海道新幹線、伊勢市まではJRか近鉄特急を利用するのが一般的です。また、大阪や京都・名古屋からは近鉄特急を利用する場合が多いと思います。伊勢神宮の内宮・外宮の駐車場の混雑度合いを見るに、自家用車の利用も多いのでしょう。更に、東京や福岡など九州からは夜行・高速バスがありますので、交通費を抑えたい人には便利です。
目的や伊勢神宮へ誰と行くのかで旅行形態はかなり変わってくると思います。
ひとり旅の場合や少数の友達同士や家族等で行く場合には、個人旅行で行くケースが多いと思います。また、職場やグループなどで行く場合には旅行会社のツアーに参加する場合もあるでしょう。伊勢神宮への参拝が目的なのか、それとも、伊勢志摩観光が目的で伊勢神宮は単なる一つの立ち寄り地に過ぎないのかでも旅行の内容もかなり異なってきます。
テーマ性を持った旅にしたいのであれば、一人旅かそれなりの企画力のあるツアーに参加するのがベストですが、旅の同行者と伊勢志摩で楽しく旅行する時間を送りたいだけであれば自由度の高い個人旅行の方がよいでしょう。また、旅の内容はどうであれ、とにかく旅費を抑えたいのであれば、宿泊と交通手段(高速バスやJR・近鉄)がセットになった格安パックツアー、もしくは日帰りバスツアーという選択肢もあるかもしれません。
目的によって最適な旅行形態というものがあります。
例えば、家族や仲間と楽しく伊勢旅行をしたいだけであれば、交通手段や宿泊を自分達で自由に手配する個人旅行がよいでしょうし、伊勢神宮参拝(内宮・外宮・別宮)をゆっくりしたい、又は御朱印を集めたいというこだわりがあるのであれば、同行者に気を使わない一人旅の方がベストだと思います。また、伊勢志摩観光についてや、新幹線や近鉄、伊勢市内の路線バス時刻表を調べたり交通手段や宿泊の予約をするのが面倒な場合は、全てがセットになった旅行会社のツアーに参加するのが良いでしょう。
様々な旅行形態でそれぞれメリット・デメリットがあると思いますが、ここでは思い出に残る伊勢神宮の旅「お伊勢参り」にするために、伊勢神宮ツアーへの参加について考えてみたいと思います。こだわりのあるツアーであれば、一人旅や個人旅行にはない感動が秘められていると思います。ひとり旅に慣れた人でも、こだわりツアーに1人参加することで見えてくるものがまた違います。
伊勢神宮ツアーの分類
実際にはどの様な伊勢神宮ツアーがあるのでしょうか。
<フリープラン型>
JR新幹線や近鉄と宿泊ホテルだけがセットになったものです。個別に交通手段と宿泊を予約するよりも割安になる場合がほとんどです。しかし、早くから予約をしないと空きがなかったり、新幹線の便や伊勢市内のホテルが限定される場合が多いです。交通と宿泊を個別に手配するのが面倒な人や出発や到着の時刻や宿泊にこだわりがない人には好都合でしょう。ただ、伊勢志摩の現地での観光に関しては全て自分で考えなければならないので、フリープラン型はツアーと言うよりも個人旅行として捉えた方がよいかもしれません。宿と現地までの交通手段は制限されますが、現地では自由行動となるので伊勢神宮の別宮やその他の観光地を組み込むことも可能となります。
また、フリープラン型には特典が付く場合があります。主に宿泊ホテル内でのサービスや現地観光における施設割引券等が付随し、更に個別に交通と宿を手配するよりも割安となります。しかし、選択肢の自由度が少ないので十分な検討が必要でしょう。
<周遊型>
周遊型ツアーにおいて伊勢神宮は一つの経由観光地になります。ほとんどが添乗員と共に名古屋付近まで新幹線で来て、後は観光バスで伊勢志摩・熊野・高野山等を順番に巡るルートを取りますので、伊勢神宮は伊勢の地で訪れる一つの観光名所という位置付けです。伊勢湾クルーズや伊勢グルメと同列になります。そして、たいていはおかげ横丁で昼食をとり、それに付随した形で伊勢神宮参拝が入ります。観光ルートには京都や奈良も入ることもあり、周遊型ツアーにとって伊勢神宮を参拝する時間はほんのひと時とならざるを得ません。
現代の交通網を駆使してわずかな期間で多くの観光地を巡るツアーも壮大であり魅力的ではあるのですが、古来の「お伊勢参り」というテーマや視点からするとやや広がり過ぎなような気もします。一つの旅に一つのテーマ性を見出したい旅人にとっては、やや焦点がぼやけてしまいそうですね。
<伊勢神宮参拝特化型>
「お伊勢参り」というテーマに特化したツアーが伊勢神宮参拝特化型になります。
東京や大阪の発着地からはJR・近鉄や高速バスなどを利用して、添乗員や現地のガイドと共にお伊勢参りには欠かせない伊勢神宮の内宮・外宮をはじめ二見浦や猿田彦神社、別宮の月讀宮や倭姫宮等を巡るコースが組まれています。
大手旅行会社のツアーの場合、宿泊する場合には多くの場合は伊勢市ではなく、鳥羽や志摩といったリゾート地に泊まることが多いです。また、高速・夜行バスによる車中泊の格安弾丸ツアーもあり、お伊勢参りに関連する場所だけを巡るには好都合かもしれません。ただ、旅を楽しむということからは少々遠のきますね。ツアー会社の都合からでしょうが、伊勢神宮の近くではなく鳥羽・志摩への宿泊ですので、お伊勢参りという感覚がやや薄れてしまいそうです。伊勢市内に宿泊を希望する人は検討が必要です。
ガイド付き・少人数限定ツアーがおすすめ
旅の一つの目的を設定して心にいつまでも感動が残るような深い旅を経験したいのであれば、一つのテーマ性に特化して企画されたツアーに参加することをおすすめします。
大手旅行会社のツアーの様に30人以上の団体ツアーよりも参加者同士の顔がよく見える10人前後の少人数限定ツアー、通常の添乗員付きよりもそのツアーを企画した本人自身がガイドとしても案内し添乗もするツアーがよりベストです。
また、費用としては決して割安ではないテーマ性を持った少人数限定ツアーに参加される人達は意識の高い人が集う傾向にあります。お伊勢参りであったとしても、古来の日本人が敬い続けた目に見えないものを尊び、ご利益を願うというよりも感謝の心や明るい未来に対する決意を表し、無私の心を常とするような落ち着きを持った人々が参加します。
始めて会ったのにどこかで既に会っていたかの様な感覚を感じる人達との出会い。言葉にしなくとも既に心が通じているかの様な雰囲気の中で、心地良い時間を過ごすことができます。
既に自分自身を持っている、ひとり旅に慣れた人こそ、1人参加が可能なガイド付き・少人数限定ツアーに集う人々との交流こそが心の拠り所となります。これからの人生を豊かに変えていくことができます。「魂の同窓会」という表現こそが、あなたをスピリチュアルツアーに誘います。
おすすめの伊勢神宮ツアー<こだわりのテーマ旅>
伊勢神宮は決して観光地ではありません。そして、伊勢の地は全ての日本人にとって拠り所となる大切な場所です。伊勢神宮に参拝する時には、日本最高峰の神社として参拝者もそれにふさわしい心構えで参拝することが必要です。「この国に生かしていただいている感謝」や「世の中のためになろうという気持ち」など、目的意識を持っての参拝をお勧めします。ぜひ、共に学びながら、同じ価値観をもつ方々とお伊勢参りをご一緒しましょう。
ツアーに参加された方々の感動メッセージ【ちいろば旅倶楽部】
伊勢神宮ツアーに参加された方々の『聖地巡礼ストーリー』をツアー毎にまとめてあります。
- 年末伊勢神宮3日間2012~伊勢神宮の御垣内参拝と御神楽奉納~
- 『深く知りたい!伊勢神宮2日間2012』~伊勢神宮の御垣内参拝と御神楽奉納~
- 伊勢神宮と別宮を参拝する3日間2010・9月~神宮の特別参拝と御神楽奉納~
- 伊勢神宮・特別参拝3日間2010~神宮の御垣内参拝と別宮の旅~
- お伊勢参り2009・10月~神様や自然、すべてに感謝する旅~
- お伊勢参り2009~感謝と日本再生を祈る旅~
- 伊勢で「おかげ参り」2008
伊勢神宮への旅【関連情報】
■「伊勢神宮・式年遷宮」と「出雲大社・平成の大遷宮」が重なった2013年