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【戸隠神社式年大祭】7年に一度の神仏のと出会い

奥社参道杉並木

戸隠神社の式年大祭が古来より数えで七年に一度、丑(うし)年と未(ひつじ)年の六年毎に行われてきたことをご存じでしょうか?

式年大祭は戸隠神社にとって最大の神事であり式典です。

現在においては宝光社の御祭神が中社に一旦遷され(渡御・とぎょ)、そして、約2週間後に宝光社に戻る(還御・かんぎょ)儀式をもって式年大祭とされています。

令和三年・2021年の戸隠神社式年大祭は4月25日~5月25日にかけて行われます。戸隠神社最大の祝祭・祭典の期間中に戸隠の地に足を運んでみてはいかがでしょうか。

中社の大鳥居も2020年11月に新しく建て替えられています。

スピリチュアルな視点から神社やパワースポット等の聖地へ訪れるツアーを10年以上に渡り企画・実施し、戸隠神社ツアーも毎年開催している経験から言えることがあります。

「七年に一度」等という様な特別な年に行われるお祭りには関わる人々やそこの訪れる人達の思いが凝縮され大きなエネルギーを生み出します。

その特別な時に特別な場所を訪れるだけでも目に見えない力を頂ける様にも思えます。

まだ戸隠神社に参拝したことのない人も何度も訪れている人も、改めてこの機会に戸隠神社例大祭の期間中に戸隠の地に滞在してみてはいかがでしょうか。

 

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以下の記事では、戸隠神社式年大祭について知っておきたい最低限の内容をまとめてありますので、ぜひご覧下さい。

 

戸隠神社式年大祭とは

奥社

かつては御祭神である神々は奥社に一緒に祀られておりました。後に現在の地に遷された神々が7年間の神業を奥社に奉告するという大祭です。

戸隠神社最大の神事【式年大祭】

現代の式年大祭では、宝光社の神様が御父神である中社の神様のもとに渡御・還御されるのみに簡易化されていますが、式年大祭中は様々な神事や催しが行われます。

渡御の儀・還御の儀

渡御の儀」は、宝光社の御祭神・天表春命(アメノウワハルノミコト)が御父神、天八意思兼命(オモイカネノミコト)が祀られている中社にお渡りになる神事です。

そして、2週間の御同座と奥社への御奉告がなされます。

還御の儀」は再び宝光社にお還りになる神事です。

式年大祭期間中の特別行事

式年大祭期間中、渡御の儀、還御の儀、奥社奉告祭の各日を除く毎日、中社社殿では太々神楽が奉納されます。

それ以外にも式年大祭期間中だけの特別行事が行われます。(渡御の儀・還御の儀の斎行日は除く)

太々神楽奉納(中社)
式年大祭特別朝拝(中社、宝光社)
式年大祭特別祈祷(中社)
離山仏里帰り拝観(宝光社)
御神座回廊特別参拝・御印文拝戴(宝光社)

 

令和三年の式年大祭のテーマは

令和の岩戸開き」「清明(さやけ)」をテーマに斎行されます。

天晴れ(あはれ)、天晴れ、
あな面白(おもしろ)、
あな手伸し(たのし)、
あな清明(さやけ)おけ

令和3年の式年大祭のテーマ『令和の岩戸開き』『清明』はこの言葉に由来します。

戸隠神社太々神楽の「岩戸開きの舞」において、天手力雄命が岩戸を引き開けて天照大御神が外に出られ、この世が清らかで明るい世界になった時に唱える言葉です。

コロナ禍の中で早くこの禍を祓い世の中に再び明るさを取り戻してほしいという人々の切実な願いが、テーマである「清明(さやけ)」に込められています。

令和3年 戸隠神社式年大祭 主な行事予定

令和3年式年大祭行事予定

4月25日(日) 式年大祭執行奉告祭
5月 9日(日) 渡御の儀
5月14日(金) 中社祈年祭
5月15日(土) 奥社祈年祭・奥社奉告祭
5月16日(日) 宝光社祈年祭
5月23日(日) 還御の儀
5月25日(火) 式年大祭終了奉告祭

柱松神事は別日程

7月11日(日) 柱松神事

柱松神事は平成十五年の式年大祭を機に復活しました。

柱松神事(別名紫燈神事)の歴史は古く鎌倉時代に遡りますが、江戸時代末期に中断され現代に至っていました。

しかし、今回の式年大祭には含まれません。(3年に一度、7月に行われます。)

柱松神事は戸隠独特の根曲竹や木で作られた柱松に火をつけて現代の世情を占うという特殊な火祭りです。

 

七年に一度の式年大祭

スピリチュアルな視点から神社やパワースポット等の聖地へ訪れるツアーを10年以上に渡り企画・実施していると感じるのですが、人々の思いというものが重ね合わさると物凄いエネルギーとなるということです。

伊勢神宮の式年遷宮20年に一度諏訪大社の御柱祭も戸隠神社式年大祭と同様に7年に一度です。

この「七年に一度」等という様な特別な年に行われるお祭りには人々の思いが込められます。

お祭りに関わる人々やそこの訪れる人達の思いが重なり凝縮され大きなエネルギーを生み出し、その特別な時に特別な場所を訪れるだけでも目に見えない力を感じることがある様に思えます。

今回の戸隠神社式年大祭では、コロナ禍により開催が危ぶまれたこともあり、多くの関係者や訪れる参拝者の明るい未来「清明(さやけ)」に向けて人々の思いが一つとなり令和の岩戸開き」となるに違いありません。

 

善光寺の御開帳との関係

善光寺

数え年で7年に一度の戸隠神社式年大祭とちょうど同じ時期に、同じく7年に一度の「善光寺御開帳」では秘仏である御本尊・阿弥陀如来の御身代わり「前立本尊」を本堂にお迎えします。

戸隠神社はかつて神仏習合の修験霊場であり江戸時代まで戸隠山顕光寺でした。

また、同じ有力氏族が戸隠と善光寺の双方を支配したことから戸隠と善光寺とも交流がありましたが、明治政府による神仏分離令により戸隠神社となって以降は縁が薄れていたと言います。

前回の戸隠神社式年大祭及び善光寺御開帳の年には、双方と長野県が一体となって「両詣(りょうもうで)」をアピールしていました。

しかしながら、今回は善光寺の御開帳がコロナ禍により1年延期となり、両詣では叶わなくなりました。

『令和4年善光寺前立本尊御開帳』 期間:2022年4月3日(日)~5月29日(日)

 

ちいろば旅倶楽部の戸隠ツアー

鏡池

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