2019年春は2年ぶりの富士山麓大巡礼ツアーの開催となりました。この年は静岡側で桜の見頃と重なり、富士山本宮浅間大社では美しい富士山と桜の共演を楽しむことができました。また、天候にも恵まれてツアー中は何度も青空の下、富士山を拝むことができるという滅多にない好条件に恵まれました。
また、この年から宿泊施設を富士西麓に佇む静かなリゾートホテルに変更し、参加者の皆様は日頃の騒がしさから離れ、各自シングルルームのお部屋でゆったりと静かな富士山麓の夜を過ごされたことでしょう。
ツアーでは、富士山が世界文化遺産登録後に一旦閉鎖されていた人穴富士講遺跡の人穴の中にガイドさんと共に入ることができました。その他にも船津胎内や竜宮洞穴では古来富士道者達の富士山信仰の思いに触れることができました。そして、参加者の皆さんは2日間で富士山の禊場を数多く巡り心身共にリフレッシュして日常生活に戻られました。
富士山が日本の象徴であることを知っている人は多いと思いますが、日本人の富士山への信仰とはどういうものか?を答えられる人が何人いるでしょうか。富士山が世界遺産登録されたのは富士山の信仰や文化です。肝心の信仰の歴史や聖地を知ろうとする人が少ないことが残念です。今回のツアーで説明するお話は、皆さんにとっても初めて聞く名前もあると思います。そして富士山に関連する聖地、禊の場にも訪れます。富士講の人たちは富士山に入る前に、聖地や禊の場で清めに清めてから富士山に入りました。ところが今では神社で手水もしない人が大半ですから残念なことですね。
富士山麓大巡礼ツアー2019ツアー資料より抜粋
~ひふみともこ先生の「富士山」より一部抜粋~
よくよく気を付け、心改め、心の次元をさらに高めて、神聖なるのみ、入るを許さる。 神への願掛け、祈願成就は、神への帰依とは異なるものなり。~中略~なれば人は心して、聖なる山に近づく前の、心と体の汚れを禊ぎ、清き魂にて、入るを願えよ。
とある通り、心改め心の次元を高めて、禊を何度もして神聖になってやっと入るのを許されるのが富士山でした。今の私たちの登山のように、簡単に登っていい山ではないこと。波長を高くして富士山に登ることを心がけたいですね。
富士山に登るにも頂上を目指す人が多いのですが、富士山にもさまざまな信仰の場所が点在しています。必ずしも頂上へ行かなくてはいけないわけではありません。今回の旅は、富士講の人たちが富士山に入る前に禊や、生まれ変わりを体験して心身ともに高めてそして富士山に入っていったのでした。今年の夏に富士山に登る予定の方にとっては準備ツアーになります。富士山の信仰がどのように生まれたのか?日本人は富士山に対してどのようなことをしていたのか?私たちもこの信仰をつなげていく気持ち、富士山へ畏敬の念を忘れずにいることですね!このツアーを通して皆さまに信仰宇宙を体感していただきたいと思います。
以下は2019年の富士山麓大巡礼ツアーに参加された方々の聖地巡礼ストーリー(感動メッセージ)です。ぜひ、ご覧ください。
非常に心地良い旅でした。【滋賀県 Mさん】
初めて、ちいろば企画様の旅行に参加させて頂きました。そして、ツアーに一人で参加したのも初めてでした。集合場所に行ったときから、最後まで今までの旅行ツアーとは違う感覚が有りました。
一言で表現するなら非常に心地良い旅でした。私が私のままでいることが出来る。そして他のツアーの参加者さん達もリラックスされながら楽しまれている様子が感じられました。
素晴らしい富士山を愛でながら富士山を御守りされてます神社を参拝出来て、心から心身が満たされて行きました。とても内容の濃い企画して頂きまして、ありがとうございました。 個人旅行や他の旅行会社では行けない所を案内して頂けて楽しかったです。
ちいろば企画様や参加者の皆様に感謝します。集合写真も送信して頂きまして、ありがとうございました。また、チャンスが有るときには他のツアーにも参加させて下さい。
どうして富士山と桜って、こんなにも私たちを幸せな気分にさせてくれるのでしょうか?【埼玉県 Sさん】
このたびの富士山麓大巡礼ツアーでは、たいへんお世話になりました。富士山が世界文化遺産に登録されるちょっと前の2013年4月に初めてこの富士山麓大巡礼ツアーに参加して以来、すっかりこのツアーのリピーターになりました。
どうして富士山と桜って、こんなにも私たちを幸せな気分にさせてくれるのでしょうか? 「お天気も良くて、富士山と満開の桜を見られて、ラッキー♪」で終わらせるのではなく、食行身禄が最も大事にしていた「日々の生活」。個人の生活の乱れが、世の中の乱れにつながる、ということ。心の揺れが、現実の地震を引き起こすかもしれない、ということ。富士山が噴火しないよう、まずは自分の心を鎮めることを心がけたいと思います。
北口本宮富士浅間神社でいただいた言霊(おみくじ)は、「愛情」深く愛し、いつくしむ心 人や物事に愛情をもって取り組みましょう
2度目の拝受です。私には愛が足りない!!
自分の利益とは関係のない、無償の行為。相手からの見返りを期待してはいけない。こちらから一方的に与えるだけで、すべて良し。って、なかなか難しいことです。「愛」の実践、「利他愛」の実践。榎本さんのおっしゃるとおりのことを神さまからもズバリ!いただきました。
世界遺産の構成資産となったことで、それぞれの聖地が整備され、ガイドさんが常駐されるようになりましたが、ただの観光地としてではなく、富士信仰の場として、広まって欲しいと思います。
前回、宝永火口へのトレッキングで初めて富士山へ足を踏み入れて満足しておりましたが、ちいろば新年会に出席する際、時間があったので東京・千駄ヶ谷にある鳩森八幡神社の富士塚を登拝しました。富士山がしっかり再現されていて、烏帽子岩の横の食行身禄像と対面でき、心が震えました。実際の富士登拝は何十倍も厳しいものだと思いますが、私もそろそろ「遥拝」だけではなく、「登拝」に挑戦してみようかな、と。
胎内樹型を巡ったことで、生まれ変わりました!今日から「利他愛」の実践です!
榎本さんのお人柄の反映された人間味あふれるツアーだったなと思います。【神奈川県 Aさん】
富士山巡礼ツアーではお世話になりました。
巡礼ツアーとはいいながら、榎本さんのお人柄の反映された人間味あふれるツアーだったなと思います。
きれいな富士山と桜をたくさん見ることができてラッキーでした。
また興味のあるツアーに参加したいと思います。
2日間ありがとうございました。
ずっと幸せな時間を過ごすことができました。【福岡県 Yさん】
ツアーでは大変お世話になりました。今回のツアーは、天候も内容も出会った方々も最高でした。ずっと幸せな時間を過ごすことができました。数年前まで無縁だった富士山ですが、今回色々な歴史を含め知ることができました。地元の嫁より詳しくなったところもあります。
今回思ったのは、日本には各地に色々な古代からの信仰が受け継がれているのですね。 古事記、日本書紀以外の歴史が、征服された側の歴史がそれぞれの地域に残されていることを感じました。 私の地元福岡にも隠された歴史が、色々な神社や古墳などに残されています。 なかなか遠いツアーには行けませんが、また機会があれば参加したいと思います。 ありがとうございました。
嬉しくなるのは日本人のDNAかもしれませんね【東京都 Oさん】
この度も大変お世話になりました。春先の天気は不順ですが、皆様の引き寄せの力で、富士山がどこに行ってもそのお姿を現してくださって感激でした。
富士山は新幹線や中央線や中央高速から見えたり、八ヶ岳ででもふとした瞬間に姿がみえると、その度に嬉しくなるのは日本人のDNAかもしれませんね。これからは遠くでみても、その麓を回った記憶で、より親しみをもてます。
榎本さんが仰っていたように、預言系で噴火が近いとか言っていても、やみくもな恐れや心配の気持ちが返って負のエネルギーを与えてしまう。感謝や親しみの愛のプラスの気持ちを持つ事で、プラスのエネルギーが与えられて危険を回避できる。
ホテルもちゃんとしていて、お食事もまさかお魚もお肉も両方出るとは思わず、久しぶりにフルコース丸々いただいてしまい、とても美味しかったです。
お風呂も、夜でも思ったよりは狭くなく気持ちよかったし、静かな環境でグッスリと眠れました。
運転手さんも流石のテクニックで、効率よく回って頂いて有り難かったです。それにしても、河口湖駅のカオスぶりは凄いですね。富士急に乗るのは久しぶりでしたが、あんなことになっているとはびっくりでした。
わたしはとにかく今年は自分に課したミッションで、ZEN呼吸法のアドバイザーを目指すのと、10月の個展に向けて集中して作品を作ろうと思っているので、岡山も大変興味があるのですが行けそうにありません。増富温泉は催行されるのを楽しみにしています。
ツアーが続きお疲れかとも思いますが、どうぞお身体に気をつけてください。ありがとうございました。
素晴らしい感動体験をしたのに【神奈川県 Aさん】
あれだけの、素晴らしい感動体験をしたのに感動感想文ではないです。ごめんなさい。夕べは9時には寝ていました。河口湖駅での大勢の外国の人にもまれてつかれたようです。
何故こんなに外国の人が来るのだろうと思ったとき、中沢新一のアースダイバーを思い出し、富士講の富士山に三十三回登った石碑と外国の方のウエディングドレスを着て写真を撮るのも元の動機は似ている感じがしてしまいました。お金を持っているし富士山をリスペクトしているし。
新屋山神社では”『令和』の時代は長く続きますか”と伺い、石を3回持ち上げたのですけど叶いませんの結果でした。よく考えたら、昭和みたいに60年以上続いたら天皇は120歳を超えてしまうのですね。質問が間違えでした。
青木ヶ原樹海や洞窟やらも、昔は重い所だったのかもしれないけれど、天気や一緒に行く人や自分の思考とかで、オドロオドロシイ所と気持ちの良い所や楽しい所、どっちにもなり得る時代になったと感じています。
富士講も元々は信仰なのに分離やら批判して廃れてしまったのなら、令和の時代は(令は令嬢の令っていうのが気に入っています)麗しく美しく’わ’の感じでいくねん(関西弁)です。
今回は、関西弁て感情が乗りやすい言葉だなと感じ、標準語は思考が強く出るなあと思ったツアーでした。