念願だった皇居の勤労奉仕
数年前のことですが、以前から念願の「皇居の勤労奉仕」に行ってまいりました。宮内庁の関係者に案内を頂きながら、皇居や赤坂の御所でお掃除をします。そして、4日間という長丁場ですので、都内のホテルに宿泊して毎日通いで参加しました。更に、お会釈ということで、天皇・皇后両陛下や皇太子さまにお目にかかれる機会があります。これが一番の楽しみと言っても決して過言ではありませんでした。^^;
そして、念願の・・・、宮中三殿にも近づける機会があります!
宮中三殿って何?と思う方が多いかもしれません。
◎賢所(アマテラスオオミカミの鏡があるところ)
◎皇霊殿(歴代天皇の神霊を祀る)
◎神殿(八百万の神々)
天皇陛下は日々、こうした場所で日本や世界の平和を祈っていらっしゃいます。
純粋な、清らかな祈りです。
日本で一番の聖地やパワースポットはといえばどこ?と聞かれたら、皇居の賢所!と思います。
賢所といえば、皇太子妃雅子さまの結婚の式などで見たことがありませんか?
ちょうど宮中三殿に行ったときは、天皇陛下が朝からのお祭ごとの最中でした。
終わるのを待って、宮中三殿のすぐ外から参拝をしました。
ちなみに、宮中三殿では拍手をうちません。
なぜなら、そこに神様がいらっしゃるからだそうです。
一礼のみ。
そして、ご奉仕3日目には天皇・皇后両陛下のお会釈あると思って楽しみにしていたら・・・。
そんな時に、中東で日本人2人の拘束がニュースで伝えられました。
そのニュースがあって、「明日は多分、お会釈がなくなるかもしれない」と嫌な予感がしたのですが、実際には本当にそうなってしまいました。トホホ~。(><;
拘束された2人に関してはいろいろなご意見もあると思いますが、なぜ天皇陛下のお会釈がなくなったかというと・・・。
この2人のために「祈り」を捧げられたからのようです。
天皇陛下は粛々とお二方の安全と無事の祈りを捧げていらした。拘束されたうちのお一人の方については残念な結果ではありましたが、スピリチュアリストの江原啓之さんがおっしゃるには・・・。
その様な民族紛争を繰り返している場所では、人が今日、生きられるかどうかのようなところで、1人殺そうが2人殺そうがなんとも思わない。それほどの「低級自然霊化」した人たち。
そのような人たちに対して、どんなに正論を言ったところで「情」というものはない、ということです・・・。
天皇陛下の体調と生前退位
皇居のご奉仕の話に戻りますと、皇居に4日間いたことでいろんなことがわかります。
天皇陛下が体調不良で急遽、病院に行くといって車が出たり、美智子皇后が4日間のうちの病院の検査で2回出かけたり・・・。
3日目のお会釈はなくなったのですが、宮内庁の配慮で4日目に実現することになって喜んだのですが、天皇陛下は風邪でこられず、美智子皇后が病院の検査の帰りにお会釈に来られました。
お二方とも、日本人の平均寿命を超えられ、毎日を忙しく過ごしていらっしゃる。
直前には震災関連で神戸に行っておられ、そのあとは両国国技館で相撲を観戦されていました。
その時には天皇陛下が国民の前で手を振っていらっしゃいましたが、宮内庁の方のお話によると、天皇陛下は手が痛くて腕をあげられないのだそうです。
それを無理して手を振っていらっしゃる。
また、他にご奉仕に参加したことのある方の話によると、天皇陛下がお会釈に来られてお話をするにも、声が小さくてなかなか聞えないそうです。
そこで、美智子皇后が通訳のようにしてお話をされるそうです。
天皇陛下は相手の話を聞いて理解するのも大変なご様子だとか。
天皇陛下にとっては何をするにも厳しくて過酷な状況なんですね。
少しでもご負担を減らしていただきたいという気持ちと、大事なご神事に関しては減らさないでほしいという勝手な気持ちがあります。(皇太子さまが代わりにできるところはしていらっしゃるようです)
今、天皇陛下と天皇陛下をとりまく状況がどのようなものなのか。今回の奉仕体験で少しは見えてきたことです。そして、昨今、天皇陛下の生前退位についての話が出てくることに対しては理解できる様に思います。
このような貴重な体験が出来たことに大変感謝したいと思っています。