日常生活を豊かにする知恵

富士山麓でマクロビ講座から学んだこと

富士山

富士山麓の浅間神社を巡る富士山麓大巡礼ツアーを毎年行っていますが、ある年のツアーは「浅間神社参拝とマクロビオティック体験講座」と題したものでした。静岡県側から浅間神社を参拝して、富士山信仰について思いを巡らしながら山梨県側まで訪れ、富士河口湖にてマクロビオティックについて学ぶという内容です。

ツアー中に出てくる話は、普段、普通に社会生活を送っている人ではなかなか考えない様な内容のもので、ある意味新鮮で、かなり刺激的で非常に考えさせられるものでした。単に富士山麓の浅間神社を巡るだけではなく、富士山を仰ぎ見ながら今後の世の中のことや自分の人生について深く考えるという貴重な時間を過ごすことができました。

吹雪の中の浅間神社参拝

ツアー開始後、最初に訪れた静岡県側の富士山本宮浅間大社では美しい桜と湧玉池で浄化の時間でした。

浅間大社のご紋は「桜」。お天気が良く、コノハナサクヤヒメノミコトの美しさを感じる心地よさでした。

そのまま春の心地かと思いきや・・・。山梨県側の北口本宮冨士浅間神社では吹雪!!

それでも、その吹雪がとても美しかったのです。これも浄化作用でした。

その移動中の朝霧高原では、赤々と火が燃える野焼きの光景を発見!
バスに乗っていても、火の熱さがジリジリ伝わってくるほど。

ツアー2日目にはどど~んと目の前に大きく広がる富士山!

驚きの声をあげるほど、とても近くて雄大。

船津胎内神社は、コノハナサクヤヒメノミコトが出産された場所と伝えられています。

狭い洞窟を身をかがめながら入っていくのですが、女性の体は神秘であると実感しました。

「美しい桜」・「池での浄化」・「火」・「雪」・コノハナサクヤヒメミコトの「胎内」・そして「富士山」!

コノハナサクヤヒメノミコトが持つ美しさ・強さを、私たちに体験させてくださったと感謝しました。

今回のツアーで訪れた夕食のお店、そしてマクロビオティック講座の料理教室でいただいた料理は、パワーに溢れたお料理でした。

特に夕食で訪れたおマクロビオティック・レストランは、非常にレベルの高いお店でした。

食行身禄の行き方について

富士山頂ご来光

富士講を指導された身禄さんのお話をバスの中でしました。

身禄さんは、本当に大切なのは日常生活の中にこそあると説きました。

富士講は江戸時代の新興宗教ブームの中で生まれました。

富士山に行って「六根清浄」を唱えるだけでいいのか?現代の「パワースポットブーム」にも似ているかもしれません。

どんなに聖地巡礼しても祝詞を唱えたとしても、日々の生活をおろそかにしているようでは、意味がない。

親孝行、人に親切にする、仕事を一生懸命する、自然の恵みに感謝する、目には見えないものへの敬いなど・・・。

身禄さんについては小説ですが、『富士に死す』という新田次郎さんの書籍があります。身禄さんの生き方を知ることができます。

富士山麓で知った麻の重要性

ツアーの最後には、富士河口湖農園の平田さんのご自宅での麻とマクロビオティックの学びがありました。

浅間神社を巡る富士山大巡礼ツアーでは、マクロビオティックを学びながら行う初めての料理教室も行われました。

そして日本の伝統素材「大麻(おおあさ)」に関するお話も。

昭和天皇が、敗戦後にマッカーサーの元へ何度も足を運んでやっと麻を作る許可が得られました。

麻がなくなると、日本がなくなるといってもいいほど大変重要です。
それでも麻が育てられているのはほんの一部の地域です!

麻は、石油の代わりになります。麻は育つのも早く、その土地の有害物を吸い取る力もあるため、土を除染するにも大きな効果があると言われます。

衣料にも建物にも食べ物にもなります。麻を多く育てることは、地球環境に優しい物がたくさん生まれます。かつて日本人の周りには、多くの麻が使われていたのです。

フランスは、麻で作られたさまざまな素材に力を入れています。

そして中国の広西チワン族自治区にある巴馬(ばーま)では、長寿で健康な人たちがたくさん住んでいます。ここの人たちは麻の実を食べています。

現在、自由に栽培ができない日本では、各地で麻の復活を望んでいる人たちが増えているのだそうです。

講座でのお話は、麻とマクロビにとどまらず、知られざるインフルエンザの実態、世界や日本で「種」が危ない状況にあること、映画「降りてゆく生き方」等に渡るまでのお話がありました。

初めて聞く話もあって、「そんなことが起こっているの!?」と驚かれたり、少し怖いと思った方もいらっしゃいました。

しかし、すべては「必然」です。聞く心の準備ができたから知ることになったのです。

どんなに重要な話を聞いても、学びの準備が出来ていなければスルーしてしまうもの。

これからは、「目覚める人」と「目覚めない人」との差が急速に広がっていくといいます。

この違いは、これから迎える厳しい時代を乗り越えられるかどうかにかかっているのではないでしょうか。

目覚めるとは?単に「知ってる」だけで目覚めたとはいいません。

そこから自分はどんな行動を起せるだろうか?と考え、行動に移せる人のことを言います。

富士山麓でマクロビ講座

食事

今日の食事は、10年後の自分の体を作っているということをご存知ですか?

今はどんなに健康でも、将来に違いが出てきます。

今の私たちの体は、10年前に食べていたものが表れているといいます。

18歳でアトピーになった場合、8歳のときに食べていたものがすでに原因していることになります。

婦人系の病気も、食べ物にも影響しているケースがあるといいます。

食べ物には農薬、化学肥料、添加物。暮らしの中には、合成界面活性剤、香料、有機溶剤、接着剤、抗菌剤などが溢れています。

賢くならなくてはいけません。国や政府が言っていることを鵜呑みにするのではなく、本当に正しいかどうかを検証する必要があります。

特に農薬・化学肥料・添加物使用料世界一の日本。日本人は世界で一番危険な食べ物を食べていることになります。

こうした話は、今、健康に問題のない方には、ぴんと来ないかもしれません。

マクロビ講座の先生から、こんなお話がありました。

好きなものを何でも食べてとても健康自慢な人がいました。
しかし、歳をとってその人は認知症になってしまった。

食べ物がすべて原因とはかぎりません。いろんなことが複合的に原因してのことだと思います。

日本の現状では、食べ物や生活環境で化学物質をどうしても取り入れるかたちになります。

食事を変えてすぐに健康になるわけではありませんが、体の変化は起こります。それは、「排毒作用」。

体外へ排出すること、代謝を活発にすること、浄化作用を起すことが重要。

今回のツアーでマクロビオティックを扱いましたが、誰もがマクロビを実践して効果があるとはかぎりません。

心身ともにいい食事方法は、自分の体と相談しながら決めることが大切。

3.11以降、自分の食べる物について関心を持ち始めた方もいらっしゃると思います。

有機野菜専門のお店などに立ち寄ると、お店の人に聞くことにしています。

「無農薬野菜はありますか?肥料は何を使っているのですか?」

嫌な客だと思われるかもしれませんが、「安心・安全」な食べ物を探していることをお店の人に知っていただきたいから聞きます。

どんな病気が私たちを攻撃したとしても、すぐに回復できる免疫力や自然治癒力、精神力、体力を身につけましょう。

「目覚める人」(氣付きを得る人)と「目覚めない人」(氣付きを得ない人)の差が急速に広がっている。

日常生活を豊かに想像力を持って過ごしているかどうか。

精神性を高める食物を食べ、排出することに心がけているかどうか。

生きる哲学のスピリチュアリズムを学んで「人生の地図」を得ているかどうか。

地球や宇宙の環境を改善するためにどんなことに心がけ、行動をしているのか?

行動していれば必ず宇宙からサポートが入る!!

富士河口湖農園の平田さんが、そんな大切なお話をしてくれました。

みんなで氣付きを得る人になりましょう!

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