2018年には吉野の修験道の聖地・金峯山寺へ訪れるツアーを、ちいろば旅倶楽部では始めて開催しました。吉野と言えば桜の名所として名高い場所ですが、その時期に金峯山寺にて普段は非公開となっている蔵王権現のご開帳ということで行われる『夜の特別拝感』に参加するツアーでした。
金峯山寺は世界文化遺産の構成要素となっていますが、ツアーではそれ以外にも吉水神社、如意輪寺、吉野水分神社に参拝しました。宿泊は金峯山寺からすぐ近くの人気の湯川屋さんに泊まりました。食事では宿の名物、西行鍋や柿の葉寿司などを頂きながら、ツアー参加の皆さんで楽しい時間を過ごし、夜には夜間拝感で蔵王堂にて拝観する蔵王権現はものすごい迫力を感じました。参加した方々それぞれに心にくるものがあったに違いありません。
初のちいろばの金峯山寺ツアーは、ちいろばの会員さんのご主人様(金峯山寺にお勤めの)のおかげで実現しました。今回の特に注目点は、「夜の特別拝感」です。人数限定100 名の夜の金峯山寺で蔵王権現に参拝ができる機会です。
ツアーで参拝するのは金峯山寺だけではなく、「吉野」という聖地が歴史的にどのような場所であったのか?を学ぶために他の神社仏閣にも訪れます。移動はタクシーと歩きになりますのでよろしくお願いします。GWという期間の関係で、ツアー当日は時間や交通の制限がありますのでご了承下さい。ロープウェーは故障のため利用ができませんので地元のバスを使って宿まで参ります。
今回は金峯山寺に最も近い「吉野荘湯川屋」での宿泊です。吉野といえば、「葛(くず)」が有名ですね。葛といえば、マクロビオティックでは、「超」がつくほどの、パワーフードです。夕食の西行鍋はそんな葛がたくさんはいっているおいしいお鍋をお楽しみ下さい。金峯山寺では夜の特別拝感、朝の勤行、護摩焚きといった修験の世界を体験してください。
(ツアー資料より抜粋)
以下、2018年の吉野・金峯山寺ツアーに参加された方々の聖地巡礼ストーリー(お客様の声)です。ぜひ、ご覧下さい。
今回も内容盛りだくさんのツアーのおかげで、吉野は再訪したい場所になりました。【東京都 Hさん】
吉野のツアーでは大変お世話になりました。
参加させていただいて本当によかったと、余韻に浸っております。
金峯山寺蔵王堂では、夜間、暗い堂内で拝観した大権現様のお姿、力強い読経の迫力に圧倒されました。熊野に繋がる修験の世界を体感したような気がします。
「発露の間」は、大権現様と向き合える贅沢な時間でした。蔵王堂さんは参拝者に細やかな心配りをされているなと感じました。
いつか脳天大神にも参拝したいと思います。
如意輪寺、吉水神社、吉野水分神社では、ゆかりの品々が展示され、いにしえの吉野に思いを馳せました。勝手神社でKさんがお能の一節を奉納されたのは、素晴らしいサプライズでした。
今回も内容盛りだくさんのツアーのおかげで、吉野は再訪したい場所になりました。
有名な観光地ながら、鄙びたところが残り、お世話になった皆様もあたたかな方ばかりでしたね。
「ひょうたろう」「やっこ」さんの柿の葉寿司、「芳魂庵」さんの葛切り、湯川屋さんの西行鍋、美味しかったです!
色々と本当にありがとうございました。
また、よろしくお願いします。
一泊でしたが、濃いツアーをありがとうございました。【神奈川県 Sさん】
ツアーではお世話になりました。
吉野という場所へ行かれるだけでも前向きな気持ちになることが出来るうえ、ちいろば企画のツアーへの参加とあって、とても楽しみにしていました。
新緑に力強さを感じたり少し奥へ行けば清流に出会ったり、まさにパワースポットですね。
いるだけで力をいただきました!
そして、ツアー中に榎本さんもおっしゃっていたとおり、吉野山の桜は他所の桜とは違いますね。
「山全体が桜で覆われて綺麗ね」ではありません。
実際に足を運ぶと信仰と結びついているのがよくわかります。
満開でも華やかさをあまり感じないのは、そのためでしょうか。
夜の拝観、朝の勤行、さらに個室(?)と蔵王権現様に向き合う時間が十分にありました。
1日目の夜の拝観での「恕」。いきなり答えをぶつけられた感じでした。
今の私に必要なのは、まさにこれです(笑)。
ちょうど榎本さんのブログにも書いてあった…。
心に留めて実践します。
訪れたいと思っていた吉野水分神社と如意輪寺でゆったり出来たことが、個人的にとても嬉しかったです。
古代から日本史の舞台として登場する場所だと知っていたのに、何故もっと勉強して行かなかったのか。
それが少し悔やまれます。
いつも感じることですが、ツアーに参加の皆さまは、よく勉強なさっている。
そういう姿勢も学びたいです。
勉強してからまた行こう。
…しなくても行くかも。
くずきり時間は味わうのに集中しつつも、「のんびりするな~」と少しだけ自身を急かしましたよ(笑)
今回は「美味しさ>ゆったり」を選びました。
連休中に家でもくず料理(デザート)作りにチャレンジしてみます♪
一泊でしたが、濃いツアーをありがとうございました。
GW中ということもあり、ツアーのスケジュール変更など手配も大変だったのではないでしょうか。
臨機応変なご対応に感謝すると同時に、さすが旅行会社だなぁ、と感じておりました。
お疲れさまでした。
また、次の企画でお会いするのを楽しみにしています。
この度も、楽しく、有意義な旅を ありがとうございました。【神奈川県 Kさん】
下界に戻り、書類の山を迷走する日々が 待っておりました。
蔵王権現さまでの 夜間拝観、朝の勤行そして 護摩供養 瞬間瞬間が心に刻まれる体験でした。
「お帰り」と憤怒のお顔の蔵王権現様ですが、温かいお言葉を頂いたような気がします。
緑色濃き吉野山を旅して、歴史の表舞台となり、行く場所ごとに、昨日あったことのように、思いを巡らすことができるのも、ちいろば企画さんならではの旅ですね。
湯川屋さんでは、くず鍋はじめ 本当に心温まるお料理の数々に加え、ご主人はじめスタッフの方々のおもてなしに感動いたしました。
ひょうたとうさんの柿の葉寿司本当に 美味しかったですね。
以前から、静御前について、思いを寄せておりました。
歴史に翻弄され、愛する人そしてその愛の結晶とも、身を切られる思いで 別れさせられた深い悲しみを感じざるを得ませんでした。
勝手神社では、義経との別れに 悲しみを秘めながら、戦勝を期して 「法楽の舞」を 凛々しく舞った事でしょう。
拙いお笛で、本当に申し訳ございませんでしたが、多少なりとも、静御前をお慰めできていればと思います。
私も「法楽のお笛」を奉納させていただけるよう、お稽古致します。
お笛を吹かせて頂きまして、本当にありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い致します。
ちいろばさんにはこれからも大手にはない魅力あるツアーを企画して頑張って欲しいですね。【東京都 Oさん】
1人旅が好きな私は何年も前からずーーっと吉野の金峯山寺と水分神社には行きたいと思っていました。
今回のツアーに夜間拝観、朝の勤行、水分神社が入っていたので他の予定を変更してすぐに申し込みました。
夜間拝観では山伏姿の僧侶が鳴らす法螺貝に太鼓の音お経の声が堂内一杯に響き荘厳中にも気持ちよいリズムが一体となり思わずうとうとしていました。
ライトが付いて目の前で見た蔵王権現様のあまりの大きさに圧倒され一瞬で目が覚めました(笑)
写真、ポスターで見るのと中で見るのでは全く印象が違いすぎると思いました。
期待以上の感動と体験が出来たツアーに参加出来た事をとても有り難く思いました。
一緒に参加したメンバーさんと美味しい食事をして心の修行をした??(私個人的には怖い顔の蔵王権現様に癒されました)
素敵な時間に感謝致します。
その後京都に1泊して、鞍馬と貴船神社に行って不思議な体験をして帰って来ました。
この話は又、機会があった時にでも....
そうそう蔵王権現様の青は慈悲の青と僧侶が話をしていたので調べたら[聖なる石]ラピスラズリを使っているそうですね~昔の人は凄い!偶然にも榎本さんがつけていたブレスレッド同じですね~。
ちいろばさんにはこれからも大手にはない魅力あるツアーを企画して頑張って欲しいですね。又、お会いする機会を楽しみにしています。
どのツアーも、参加されたメンバーさんの織りなすハーモニーがいいなあと思います。【神奈川県 Hさん】
金峯山寺ツアーでは、お世話になりありがとうございました。
去年から、ちいろばさんのツアーに参加させていただくようになったのですが、どのツアーも、参加されたメンバーさんの織りなすハーモニーがいいなあと思います。
今回の金峯山寺では心の修業ツアーという名目だったので、わたしも「たまには頑張る自分」をイメージしてツアーに臨んだのですが、実際当日になると、ふだんより早起きしたのと夕食のとき飲んだビールで、夜の拝観時は眠たくなるし、翌朝の勤行では、足がしびれるから、だらけた姿勢で読経を聞き、「たまにすら頑張れない自分」での蔵王堂でした。
だから大権現様とご縁ができたという感じもなく、こんな体たらくではしかたないかなと思いながら、見ることや食べることを楽しんでいましたが、最後に「発露の間」に入り、大権現様を見上げた時「ようきたのお」と、なぜか広島弁で言われたような気がし、自分に驚きました。そして、それが気のせいだとしても、一瞬、そう思えたことが嬉しく、なぜだかわからないけれどその一瞬が旅のすべてだったかもしれないような気がしています。
吉野は他にはない独特の空気感があり、非日常と温かさを感じました。【埼玉県 Sさん】
いつもお世話になっております。
吉野・金峯山寺ツアーでは、たいへんお世話になりました。
お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。
決して、ツアーが物足りなかったから…
ということではありませんので(笑)
まさかのロープウェイ(ケーブル??)運休ではありましたが、タクシーで山内を移動できたことは本当にありがたかったです。
あの急勾配の山道を歩く… なんて、私には考えられません。
湯川屋さんが荷物を運んでくださったことにも感謝です。
ロープウェイは1年も運休が続いているそうで、タクシーの運転手さんが、「90年も経っているので部品がない、資金がない、で修理が難航している。」と。
秋の紅葉シーズンには運行再開していることを願います。
今回のツアーの最大の目的は、本場のおいしい葛料理を食べること!は、もちろんですが、なんといっても「日本最大秘仏本尊特別ご開帳」宿泊者限定の「夜間拝感」です。
運よく(?)一番前のど真ん中で拝ませていただくことになり、憤怒の表情をした蔵王権現三体が、足を踏み出して今にも飛び出してきそうな迫力に圧倒されました。
「発露の間」で心の内を打ち明け、懺悔すべきだったのですが、夜間拝感、朝座勤行、護摩焚き… と充分自分と向き合い内観できた(つもり)ので、ガイドさんと一緒に蔵王権現本地堂で蔵王権現の本来のお姿である釈迦如来、千手観音、弥勒菩薩へお参りし、改めてやさしさの中にある厳しさを感じました。
「恕」ゆるす。大目に見る。相手を思いやる。
私はどちらかというと対極の「怒」が強いので「恕」の心が持てるよう、日常生活においての修業がまだまだ続きそうです。
菅原真樹さんもおっしゃっていました。
「上から目線ではなく、相手目線で考える」
努力します。
吉野は他にはない独特の空気感があり、非日常と温かさを感じました。
次に吉野を訪れる際には、「青の交響曲」で、蔵王権現様に「おかえり~」と迎えていただきたいです。
できれば、一目千本… 桜の季節がいいですね。
な~む ざおう だいごんげ~ん♪
(しばらく頭の中でリピートされていました)
また金峯山寺ツアーを企画していただけるの楽しみに待っています。【兵庫県 Nさん】
こんにちは。
すっかりお礼が遅くなってしまい失礼しますが、先日の金峯山寺ツアーでは大変お世話になりありがとうございました。
一週間以上経ってもまだ余韻に浸っています。
今回のツアーに申し込んだ動機は金峯山寺の夜間拝観に参加することで、初めて吉野を訪ねましたが、歴史のある土地だけあって、どの場所もそれぞれ由縁があって心に残りました。
また桜や紅葉の季節に、今回は訪れなかった金峯神社や脳天大神にも行ってみたいです。
それにしても蔵王権現様の迫力はすごかったですね!
ライトアップの瞬間に暗がりの中から現れるお姿、朝の勤行での静かなお姿、発露の間から間近に見上げるお姿、続けて3度も見られるのは本当に貴重な経験でした。
恕の心に触れたことに感激しました。
また、勝手神社でのKさんの演奏にもとても感動しました。
笛の音が吉野山の木々に吸い込まれていくようで素晴らしかったです。
時代を越えてまた天女が現れるような心地になりました。
そして今回もいただくお食事の全てが美味しかったです。
その土地のものをいただくのも旅の楽しみのひとつですが、葛きりに西行鍋、桜めん、柿の葉寿司・・・もうお腹いっぱいとなったはずなのになぜか食べられてしまう。しっかり幸せを噛み締めました。
最後になりましたが、交通手段に制約のある中、細やかに調整くださりありがとうございました。
入念な準備と臨機応変な対応をしていただいたお陰で、盛りだくさんの予定を無事こなすことができました。大変だったとは思いますが、懲りずにまた金峯山寺ツアーを企画していただけるの楽しみに待っています。
お祝いにちいろばくんまでいただいてありがとうございました♪
次の出番までリビングで寛いでもらいますね。
耳鳴りの調子はいかがですか?
想念次第とはいえ、少しでも楽になることをお祈りいたします。
ではではまた近いうちにお目にかかれることを楽しみにしています。
ご一緒の方々といろんな学びや体感を共有できたゆとりの時間をいただきました。【熊本県 Tさん】
始めての寺・始めての吉野にて、とても有意義な時をいただきました。
夜間拝観でも朝の勤行でもオーケストラのように法螺貝や読経の声が堂内に響き音たまに、迫力のある青い権現様にとこの世ではない空間にいる気分になっていました。
その後の法話のときはポロポロと嬉しいけど涙が止まらず、同じお部屋の方からそれは幸悦だよと、先祖やまつわる方も喜んだからだよと言っていただいたとき、心の奥が暖かくなる喜びを感じました。
吉野は日本一仙人がいるんだよと他の方からも教えていただいて本当だなぁと食も景観も空気感もなにかおわす様で時間を超越した空間でした。
でも京都に帰りたい思いが強かった政治、天皇家…
歴史に思い和馳せるとすべてにいろんな思い、願いを神仏が優しく包んでおられるようでした。
タクシー移動など無駄がないようスムーズに手配してあり、ご一緒の方々といろんな学びや体感を共有できたゆとりの時間をいただきました。ありがとうございました。
もっともっと神様に触れていきたいと思います。【東京都 Wさん】
いつもお世話になっています。
金峯山寺ツアー、ありがとうございました。
今更ですが、感想です。
実は終了当初の感想と現在の感想が、幾分違ってきました。
仏教は「癒し」なので、今回は自分と、自分の御先祖様の癒し、というようなことをテーマにして、参加しておりました。
実際に訪れると、私はお寺にあまり馴染みがないため、少し勝手が違う感じもありました。
修験者の場所というその荒々しさからも、そう簡単には馴染ませていただけないような、そんな印象もありました。
お寺と神社、仏と神様、お経と祝詞。。。
今生ではどちらにより近いかとか、「只今」の状態ではどちらに気持ちが向くか等、人によって様々でしょうが、
いずれも日本人のDNAに深く染み込んでいるんだろうということは、参列者の皆様のご様子からも、深く感じられました。
榎本さんが「内観の旅」と書かれていましたが、個人というより、日本人としての内観、みたいな感覚でした。
それが終了直後の感想。
翌週くらいに、吉野水分神社より、御朱印が郵送で届きました。
私、うっかり、郵送代を納めてこなかったため、慌ててお礼状と切手を送ったのですが、その際改めて、どのような神社だったか振り返りました。
御由緒や写真などを眺めているうちに、心にありありと、あの静かで美しい回廊が蘇ってきました。
同時に、秀吉・秀頼ゆかりの神輿も思い出しました。
自分は幼児の守護神というのはピンときていなかったのですが、秀吉・秀頼という具体的な名前と、むき出しで置かれた神輿の生々しさが、新たな思いを起こさせました。
戦国時代の子供は人質の道具になったり、お家断絶の犠牲になったりが当たり前でしたから、幼児を守護する神というのは、実はそうとうの役割であったのではないかと、突如思いました
(その点は、お寺も同じですね)。
まして吉野の山奥なら、隠された子供も多かったのではないかと(勝手な想像ですが)。
勝手神社の静御前のお話しも初めて知ることでした。
榎本さんがお持ちになったガイドブックの「静御前が舞う絵」は、実際の話しとして大変印象深かったです。
音の奉納は、泣けてくるものがありました。
実は解散前にもう一度、ガイドブックの絵を見せていただこうと思いながら、忘れてしまいました。残念。
そんなことを思いながら今回の旅を振り返ると、
具体的な日本の歴史の見えない部分に思いを馳せ、そこを癒し守ってきた仏と神を感じさせて頂いた旅でした。
大変有意義でした。
ありがとうございました。
ところで昨日、NHKの「新日本風土記」で、【古事記への旅】という番組を放送していました。
現在も残る古いご神事・風習として、諏訪湖の御神渡りや美保神社の青柴垣神事などをとりあげていて、日本人の神様に対する想いってすごいなと、改めて感じました。
もっともっと神様に触れていきたいと思います。
今後共、どうぞよろしくお願いいたします。