前年に引き続き2016年も諏訪大社ツアーを開催しました。2016年は諏訪信仰にスポットを当て更にその謎を深く掘り下げるツアーとなりました。また、今回のツアーでは諏訪大社とミシャクジ神の土着信仰関連の史跡は現地の専門ガイドさんに案内をお願いし、神長官守矢資料館では詳しいお話を講座としてお話して頂きました。そして、ツアーの最後は諏訪大社の御神体とも言われることもある守屋山登拝(オプション参加)でした。登拝には地元新聞社の記者さんとカメラマンさんも同行しました。守屋山の一つの登山道を切り開いたという地元の方に登山ガイドをお願いし、物部守屋神社からの表参道を守屋山頂上目指して登りました。諏訪大社を始め諏訪信仰にまつわる様々な聖地を巡り守屋山にも登拝するというツアーは、参加者の皆さんにとってより思い出深いとなって心に響いたのではないでしょうか。
今回の諏訪大社ツアーは神長官守矢史料館さんのご協力で生まれました。2016年は諏訪大社にとって7年に一度の御柱祭という特別な年に当たります。ツアーは御柱祭の翌週に開催されますので、諏訪大社を訪れた際にはまだ真新しい御柱を見ることができます。そして、今回は諏訪大社の近くに代々住み、御柱祭にはご家族で関わっているという諏訪大社の祭事をよく知る地元ガイドさんにツアーの案内をして頂きます。ツアーでは諏訪大社や諏訪の信仰について学ぶ機会が多くありますが、諏訪信仰にはかなり古い歴史があり、様々学説があります。どれが正しいかは断定できませんので、ガイドさんのお話、そして、ツアー参加の皆さん各自で事前に勉強したり、現地の重要な聖地に訪れて何を感じるかで考えてみましょう。
以下、2016年の諏訪大社ツアーに参加された方々の聖地巡礼ストーリー(お客様の声)です。ぜひ、ご覧下さい。
他のツアーや、個人旅行では ここまで諏訪に深く入り込んだ内容を体験することは出来なかったと思います。【岡山県 Tさん】
榎本さま、伊東さま
諏訪では 大変 お世話になりました。
旅から戻り数日が経ちました。
初めは、無事に守屋山に登れた安堵感と達成感でいっぱいでしたが、少し落ち着き、いまとても満たされた幸せな気持ちを味わっています。
いつか行けたらと思っていた諏訪に行けたこと。
御柱祭 間もない四社を全部まわるだけでなく、洩矢神社などの古くからの所縁の場所にも行けたこと。
中でも、ミシャグチ神社はとても気持ちがよくて立ち去りがたい場所でした。
自己紹介でもお伝えしましたが、母の旧姓が守屋といい、諏訪の地が「モリヤ」という名前に深く関係している土地であることを知って、ネットで調べようとしたことがあるのですが、大祝やら神長やら、馴染みのない単語に翻弄されて挫折。
「モリヤ」にも「守矢」「守屋」「洩矢」などいろいろあって、ちょっと混乱しておりました。
今回、原さんお手製の紙芝居で「あ、そういうコトなんだ」と少しは理解出来たような気がします。
そして、「守矢」の当主の早苗さんと、「守屋」の代表の源一さん お二人にお会い出来たことも素敵なミラクルでした。
もちろん、守屋山に無事に登れたことも、私にとってはミラクル!
皆さんに後押ししていただいたお陰です。
ありがとうございました。
旅に出る前、実は「長野は遠いし、そうそう何度も行くことは無いだろう」と思っておりました。なので、諏訪ツアーの翌日に戸隠に日程を組んだくらいです。
でも、旅を終えたあと、諏訪は「何度でも行きたい場所」になりました。
ちいろば企画のツアーに参加して、本当に良かったと思っています。
他のツアーや、個人旅行では ここまで諏訪に深く入り込んだ内容を体験することは出来なかったと思います。
仕事がらなかなか土日のお休みが取れず、しばらく幽霊会員となってしまうかも知れませんがニュースレターやブログを楽しみに読ませていただきますね。
ありがとうございました。
慈愛の眼差しで世界を見れる毎日を送りたいと思いました。【神奈川県 Aさん】
ちいろば企画 榎本様、伊東様
この度の諏訪ツアー2016では杖を貸して頂いたり色々お世話になりありがとうございました。
諏訪信仰のことを解りやすく説明を聞けて良かったです。
原さんがおっしゃってた「目できく、耳でみる」が一番残っています。
脈々と受け継がれてきた知識を教えてもらえたことで、むしろ感じることの大切さを感じ、水の流れる音、木々の生命力、面白い岩、心地よい空間の眺め、美味しい食事に温泉と感謝をした旅でした。
守屋山登拝では守屋源一さんに案内して頂けたおかげか、心臓や膝は辛かったですがとっても安心した気分でした。
人の手が最低限しか入っていない登山道なのに、おおらかで繊細で気持ち良い山だと感じました。
原みさ子さんや守屋源一さんのように元気に長生きをして真実を知り、慈愛の眼差しで世界を見れる毎日を送りたいと思いました。
守屋家当主早苗様に会えたり、お天気もよく、今期の私は龍がテーマなのですがその辺りもちょっと出てきて今回もこのツアーに参加出来て良かったです。
ありがとうございました。
今も筋肉痛が出てますけど、明日はもっとひどくなる確信があります。階段を降りれるだろうか心配です。
そんなぜいたくな体験をいろいろとさせていただけるちいろばのツアーにいつも感謝しています。【神奈川県 Nさん】
ちいろば企画 榎本様、伊東様
お世話になっています。
今年初のちいろばツアー、楽しかったです。
諏訪ツアーの感想を送らせていただきます。
昨年のちいろばさんのツアーで、私は諏訪信仰の洩矢神のことを初めて知りました。
今年のツアーは、その古代信仰中心に地元の方々からお話を伺えるということでツアーに参加しました。
地元のかたの予想を上回る熱い説明のおかげで、もやっとしていたところがすっきりし、とても充実したツアーでした。
守矢神社の氣に少々圧倒され、前宮に癒され。ピッカピカの御柱からはその土地の人の氣を感じたような氣がしました。
また、よい天気の守屋山の山頂からはぐるっと諏訪地方を望め、ここからミシャクジ様が見守っているのかなと思えました。
ところで、今回の個人的な気づきは、記者の方に「なぜ、縁もゆかりもない地域の神社に参拝にいくのか?」と聞かれたことでした。
その場ではなんとなく答えましたが、実はその答えはしっくりいかないものでした。
そしてツアー終了後、ようやく思い出した答えが、 「神社仏閣という場所だけではなく、背景にある、その街、地形、生活されている人なども含めて、そこの氣(場)を体験したいから」でした。
なんだかぜいたくな理由ですね。そんなぜいたくな体験をいろいろとさせていただけるちいろばのツアーにいつも感謝しています。
久しぶりの富士山もたのしみにしてます。
ありがとうございました。
自分は「世界に溶け込んでいる一部である」というとても幸せな気分に満ちていました。【東京都 Wさん】
榎本様、伊東様
いつもお世話になっています。
諏訪ツアー、ありがとうございました。
諏訪大社は8年くらい前に前宮のみ訪れたことがありましたが(古神道の先生がそこだけでよいですと仰ったので)、ミシャクジ神の知識はありませんでした。
御柱祭の直後だったので、町中にご神事の高い波動とざわついた波動が混在して、落ち着かない感じもありましたが、
前宮だけは全くその意にかえさない静寂さがあって、自分もその土地に溶け込ませて頂けそうな心地よさがありました。
古事記の神々はもちろん好きですが、今回は原様のお蔭で、日本の土着の神様信仰の深さから、関わる土地の方の積年の想いまで、少しだけ垣間見られた気がしました。
ここからいささか横道にそれた感想になるのですが・・・。
今回は、早く諏訪の地に行きたくて仕方がなくて、何がそんなに呼んでくれているのかと楽しみにしていました。
夜に茅野駅に着いた途端、大好きな「縄文土偶」のポスターが目の前に現れ、「え、もしかして呼んでくれたのこっちぃ?」と思いました(すいません)。
縄文土偶が大好きでここ数年は青森に4度も足を運んでいるのですが、茅野はノーマークでした。
おまけに、ちのステーションホテルの前には「縄文土偶公園」が!
というわけで、日曜日の午後は「尖石縄文考古館」に寄り、「縄文のビーナス」と「仮面の女神」にご挨拶してきました。
その帰りのタクシーの中での出来事。
運転手さんに土偶発掘のお話しなどを伺っていたのですが、突然「御柱祭だって諏訪大社が始めたわけじゃないからね」と仰います。
「木を落とすようなお祭りは、そんな新しいものじゃない。もっと大昔から土地の人がしてきたんだよ』と。
諏訪大社の起源も十分古いが、あれ?でもこれって榎本さんが話していた外人さんの感想と同じだな。
諏訪大社より以前と言ったら、やはりミシャクジ神か。。。
観光客にわざわざそれを言うということは、この運転手さんもまた、土着の神様をはじめとする、より古い信仰を大切にする風土で育ったのかな、と思った次第です。
廻り廻って、最後はミシャクジ神に戻りました。
要は、古い古い何かが呼んでくれて、いろいろな古い何かを感じさせてくれた旅でした(タイムスリップ感満載!)。
あ、神長館で見たうさぎの祀り方も、私にはアイヌ文化等と共通する土着性に感じられました。
ちなみにあの辺りは、掘れば縄文土偶がざくざく出てくるらしいです。
しかし出て来たら最後、土地の持ち主が自腹で発掘を見守らなければならないとのことで(国からの補助は一切ない)、
出土してしまったら大変なことになるので(縄文ビーナス出土の時は、工場建設が7年止まったとのこと)、
このあたりの住宅はほとんど地面を掘らずに「盛り土」で家を建てるそうです。
実際、考古館近辺は盛り土の住宅ばかりでした。土地の人も大変だなぁ。
ツアーに関係ない感想もつづってしまいましたが、
帰路は、自分は「世界に溶け込んでいる一部である」というとても幸せな気分に満ちていました。
山に登られた皆さんも、きっと同じだったのではないでしょうか。
今回も本当にありがとうございました。
来週の富士ツアーも、どうぞ宜しくお願い致します。
やはり地元の方の話を聞けるのは大変ありがたいです。【群馬県 Sさん】
ちいろば企画
榎本さま
お世話になります。
集合写真ありがとうございました。
原さんと、守屋さんと一緒に守屋山登拝できたのがとても良かったです。やはり地元の方の話を聞けるのは大変ありがたいです。
また、今回のツアーのおかげで貴重な守矢氏系譜をいただけ、疑問がすっきりした点もあるのですが、さらに??なところも出てきて、諏訪大社の謎でまだまだ楽しめそうです。
宝永火口にも行きたかったのですが、春日大社の行事と重なってしまい、今回は見送りとさせていただきます。
来年も諏訪大社ツアーを企画されるようなら、また守屋山の登拝を希望します。その時は子分(怖くないです。かわいいです。)を2、3人連れて行きますので、よろしくお願いします。
それから、関東に引っ越してきてから見つけた超おすすめ神社を夕食の時に話ましたが、念のためメモしときます。
↓
・栃木県 鹿沼市 古峰神社とその日本庭園
・長野県 飯山市 小菅神社の奥宮
あと長野須坂市の米子大瀑布も高野山の山伏さんから勧められてるのですが、まだ行ったことないです。
参考にしていただけると幸いです。
この度はどうもありがとうございました。