ツアー参加のすすめ 熊野 熊野古道

熊野古道ツアー おすすめは巡礼の旅

熊野古道

あなたはどんな熊野の旅をしたいと思っていますか?

熊野古道を踏破する旅でしょうか、あるいは、熊野三山(熊野本宮・速玉・那智大社)や玉置神社、神倉神社等を巡る旅でしょうか。

もし、一般的な観光ではないもっと深い熊野への旅がしたいと思うのであれば、まずは熊野の聖地を形作っている熊野信仰を知ることから始めてみましょう。

そして、趣味趣向が似通った人たちが参加する少人数限定ツアーに1人で参加してみることをお勧めします。

日常から離れ旅先で神社やパワースポットを訪れ自らを内観し新たに歩き出すきっかけとなるパワースポットツアーに参加しましょう。

一人旅も良いのですが、できれば思いや感動を共有することができる人達と時間を共にする方が思い出深い旅を経験することができます。

スピリチュアルな視点から神社やパワースポット等の聖地へ訪れるツアーを10年以上に渡り企画・実施してきた経験から言えることは、「どこへ行くか」ということよりも「誰と行くか」ということが聖地巡礼の旅には重要であるのです。

以下の記事内容を参考にして、今の自分に合った熊野への旅の仕方を考えてみましょう。

 

熊野古道への旅

熊野古道は2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録されました。

それ以来、注目度も上がり、多くの観光客が全国から熊野古道に訪れるようになり、近年では熊野の地をパワースポットとして様々なメディアにて取り上げられることも多くなりました。

熊野古道の中でも車やバスで比較的訪れやすい大門坂や滝尻王子、近露王子、発心門王子から熊野本宮大社まで等の参詣道周辺には多くの個人客や団体ツアーでやって来た人々が訪れます。

更に、人気の中辺路ルートを3泊4日等で一気に踏破する登山者やルートを分割して複数回で踏破する人達からも山歩きやウォーキングの対象にもなっています。

また、巡礼道として世界的に有名なサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路との姉妹道提携の影響からか、多くの外国人観光客が熊野古道を巡礼の旅として歩く姿が頻繁に見られるようになりました。

それに伴い、熊野古道周辺の宿泊施設・旅館ホテル等も外国人に対応した食事やサービスを拡充する様に変わってきています。

熊野古道とは各地から最終的な目的地の熊野三山へ続く参詣道のことを指します。

熊野三山熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の総称です。熊野古道には主に5つの参詣道からなります。

人気が高く一番多く現代の観光客が訪れるのが中辺路で、高野山まで続く小辺路、伊勢神宮まで続く伊勢路、その他にも紀伊路、大辺路があります。(全ての参詣道が世界文化遺産に登録されている訳ではありません。)

中辺路ルートは決して楽な山歩きとはなりませんが、標準的な発着場所までの交通手段が充実しておりアクセスが便利なこともあり人気が高く、初心者向けから上級者向けまで様々なモデルコースが熊野三山や那智の滝等おすすめ観光ルートと合わせて提案され、旅行者としては選択の幅は大きいと言えるでしょう。

個人で熊野古道・熊野三山への旅をプロデュースするのも良いですが、気軽に参加できる旅行会社の貸切バスで訪れる熊野古道ツアーや現地の語り部と歩くウォーキングツアー等も充実しているので目的に応じて参加してみるのもおすすめです。

熊野信仰に思いを馳せ歩く巡礼の旅へ

平安時代の頃、日本古来から続いていた神々への信仰と大陸から渡来した仏教思想が融合した「神仏習合」の考え方が広まりました。

そして、当時の仏教の世界観であった末法思想から、現世には救いは無く阿弥陀仏にすがり極楽浄土を遂げたいという浄土信仰が浸透していき、熊野三山に祀られる神々が現在過去未来を救って下さる阿弥陀如来・薬師如来・千手観音等の権現としておわされる熊野の地は極楽浄土として見なされるようになりました。

当初は朝廷や公家の信仰から始まり、時代と共に武士や庶民までが熊野の地へ参詣するようになり「蟻の熊野詣」と称されるようになります。

古(いにしえ)の多くの人々が現在の苦しみから逃れるために極楽浄土を目指し、熊野古道を自らの脚で歩き続け熊野三山へ向かったのだと熊野古道を実際に歩きながら思うだけでも、何かしみじみと巡礼の旅を歩き続けた古来の日本人たちの気持ちが伝わってくるような気がします。

現代の観光旅行の楽しみ方の一つに、できるだけ多くの場所を効率的に訪れることが挙げられるかもしれません。

交通手段が発達した現代であればこそそれも可能ですが、慌しくスタンプラリーの様に御朱印を求めて神社仏閣を駆け巡る旅よりも、熊野古道、即ち、古(いにしえの)人が極楽浄土として目指した熊野三山へ続く参詣道をゆっくりと巡礼の旅として歩いてみる時間を旅行の中に少しでも入れてみることが旅自体を思い出深いものにします。

「古人が求めた極楽浄土とは一体何なのか?」と考えながら、今の自分自身の人生と重ね合わせ、あたかも古人と対話する時間が実は内観時間・自分自身との対話の時間になるのです。

熊野信仰の話を知った上で熊野旅行に出かけるのとそうでないのとでは大きな違いがもたらされることでしょう。

一人旅や親しい人達との個人旅行、あるいは団体ツアー参加での熊野旅行では旅の目的や結果も異なってきます。

親しい旧知の友人知人や家族との旅行にスピリチュアルな要素を求めることはなかなか難しいと思います。また、一人旅で熊野の地へ赴くのにも限界があるでしょう。

特に女性の山奥の一人歩きや、険しい山道を長時間車で運転することは余りおすすめできません。

ここでは、古来日本人の精神文化を大切に扱ってくれるツアーへの1人参加をおすすめしたいと思います。

それも少人数限定のツアーです。

熊野の聖地へ誘われる人達であるならば、気の知れた家族や知人と観光旅行に出掛けるよりも、こだわりのある熊野古道ツアーに一人参加する方が心地良さを感じるかもしれません。

大人数の団体ツアーにはない落ち着きと、一人旅には無い同じ価値観を持つ他者との対話による学びが新たな気付きをもたらします。

以下、目的や個人的な状況に従って、自分にとって最適な熊野古道ツアーを考えてみましょう

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熊野古道ツアーの分類

熊野古道ツアーには、熊野古道を歩くことを主目的にしたツアーから、熊野古道を極限られた区間を歩きつつ熊野三山(熊野本宮・速玉・那智大社)を巡るツアーまであります。

また、紀伊半島を周遊しながら熊野古道は旅程の一部として立ち寄る程度の内容のものもあります。

更に、交通手段と宿泊ホテルだけがセットとなっていて、それ以外の現地での行程は自分で好きな様にできるフリープラン型のものもありますので、自分自身の目的に合わせて比較検討してみましょう。

以下の気になった「+タイトル」をタップ(クリック)して下さい。

<熊野古道ウォーク特化型>

中辺路や紀伊路、伊勢路のそれぞれの道程を一気に歩くのではなく、ルートを日帰りで歩ける距離に分割してシリーズ化するウォーキングツアーです。全行程を踏破することが目的となります。語り部・専門ガイドが同行する25人以上の団体ツアーとなります。たいていは大阪・京都・神戸等からバスで現地までやってきて、決められた区間を歩き、日帰りで戻るバスツアーです。日程が年間を通してシリーズとして決まっているため自由度は少ないですが、元々山歩きを趣味としている人にとっては長期的に楽しめて便利かもしれません。

また、現地集合現地解散のウォーキングツアーもあります。ルートもおすすめ人気ルートのみの対応となります。ツアーと言うより個人ガイドに近いかもしれません。実施可能日にスタート地点で語り部さんと待ち合わせ一緒に歩いた後にゴールで別れるという滞在中の現地オプショナルツアーです。少人数向けです。

<熊野三山参拝特化型>

熊野古道を歩くというよりも、熊野三山(熊野本宮・速玉・那智大社)への参拝が主目的となります。その神社へ行く途中で中辺路や伊勢路の一部分を歩いてみるという程度の語り部付き熊野古道ウォークとなります。神社への参拝に至る参詣道を歩き雰囲気は十分に分かるかもしれません。
新幹線や航空機を乗り継ぎ貸切バスで熊野三山を巡りますが、ツアーでの宿泊は紀伊勝浦温泉等の移動に都合の良い海沿いのホテル等に限定されることが多い様です。

熊野三山に加えて熊野信仰に関連する補陀洛山寺や大斎原、大門坂、青岸渡寺、那智の滝、滝尻王子、闘鶏神社等も訪れたり、団体ならではの神社の正式参拝等の特典があるかもしれませんが、ツアーの参加人数が最低でも25人以上になるので落ち着いてゆっくりと熊野の聖地の御神気を感じることは難しいことがデメリットとなるかもしれません。

<観光周遊型>

熊野古道や熊野三山だけではなく、それ以外の紀伊半島の聖地をも合わせて巡るというものです。例えば、伊勢神宮に参拝した後に熊野三山を訪れたり、あるいは高野山に詣でた後に熊野古道を歩いたり、更には伊勢神宮・熊野三山・高野山の全てを大巡礼するというルートを取るのが周遊型になります。

伊勢神宮や高野山が入ってくるので必然的に熊野古道を歩くという時間がなくなります。真の熊野古道ツアーとは言えないかもしれませんが、熊野三山や大門坂、青岸渡寺、那智の滝に加え、奥熊野の温泉旅館に宿泊も可能なツアーもあります。

熊野古道・熊野三山だけではなく、伊勢神宮や高野山をも巡る壮大な聖地巡礼ツアーとして旅をしたい人には周遊型はおすすめかもしれません。 ただ、発着地から航空機やJR新幹線を乗り継ぎ、やはり貸切バスで巡りますが、ツアー参加の人数が25名以上となるので一般的な団体ツアーならではの騒がしさと落ち着きの無さは否めないことでしょう。

<フリープラン型>

例えば東京・九州等発着で、JR新幹線や航空機等の交通手段と宿泊ホテルがセットになり個別に手配する必要が無いのがフリープラン型のツアーです。新幹線や航空機の便や座席は自分の好みで予め指定できなかったり、宿泊ホテルも限定され部屋タイプ等も自由に選ぶ事ができない場合が多いですが、個別に交通手段とホテルを自分で手配するよりは割安になりますので、交通手段や宿泊にこだわりがなく現地での自由時間を自分で好きな様にしたい方にはおすすめです。

熊野古道・熊野三山を巡る場合は移動距離も大きいので、レンタカーがオプションで付いているフリープランもあります。また、時間はかかりますが各地の移動は路線バスや定期観光バスを利用して巡ることもできますし、現地の日帰り熊野古道ウォーキングツアーに参加することもできます。交通手段と宿泊以外は自由度が高いのがこのフリープラン型の特徴ですが、現地での過ごし方を十分に調べることなく到着してからの行き当たりばったりになると思わぬ出費がかさんだりしますので注意が必要です。

巡礼の旅・少人数限定ツアーがおすすめ

さて、古(いにしえの)人々が極楽浄土として目指した熊野三山へ続く参詣道こそが熊野古道です。

交通網の発達した現代であればこそ、日常の慌しさの中に埋没した日本人の本来持った個性を静かに流れる巡礼の旅の中に見出すべきではないでしょうか。

熊野三山の聖地を極楽浄土に模し、見えぬ崇高な尊算に価値を見出した古の人々の思いに今の自分自身を重ね合わせる時間を持つことなしに、ただただこの熊野の地をベルトコンベアー的に駆け抜けるだけでは思い出に残る深い旅に巡り会う事はできません。

大人数の団体ツアーに参加するよりも参加者1人1人の顔が見え、一人旅よりも心強い仲間と一緒に旅することができる巡礼の旅・少人数限定ツアーに一人参加することをおすすめします。

きっとそこには普段の日常生活では決して出会えない様な人が参加しています。

そして、あなたの参加したいと思うツアーには、あなたと同じ様な人が参加しているはずです。

こだわりを持った少人数限定ツアーそこが、あなたの魂が真に喜ぶ瞬間をもたらす場になることでしょう。

行くべき熊野の聖地・パワースポット

那智の滝上流域・那智原始林を行く神秘ウォーク

那智の二ノ滝

熊野那智大社のご神域である那智の滝の上流域・那智原始林には那智48滝が流れています。

神秘ウォークでは許可の下で認定ガイドと共に季節限定で那智原始林の中に立ち入り那智の滝(一の滝)の上流にある二の滝・三の滝まで行くことができます。

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ちいろば旅倶楽部の熊野ツアー紹介動画

ちいろば旅倶楽部で開催する聖地巡礼ツアーの中でも人気の高い「熊野ツアー」の紹介動画です。

ツアーでは、熊野三山(熊野本宮大社・速玉大社・那智大社)と玉置神社、神倉神社を巡ります。

熊野のパワースポットをじっくりと訪れる熊野の聖地・大巡礼の旅の雰囲気を以下の動画でお楽しみ下さい。

今、おすすめの熊野古道ツアー<熊野の聖地巡礼の旅>

熊野三山と玉置神社の旅
~日本最古の温泉・湯峰温泉の「湯の峯荘」連泊で温泉と食事でまったり~


毎年「参加したい」声の高い熊野ツアー。
定番コースの熊野三山+玉置神社+神倉神社へ行く3日間のツアーです。
熊野本宮大社での正式参拝、そして、日本の道の100選で熊野古道の一部でもある大門坂を歩きます。 苔むした古の道を歩き、当時の人達の心に寄り添いましょう。

旅の最後は那智の大滝へ【動画】

ちいろば旅倶楽部の熊野三山・玉置神社ツアーの旅の最後に訪れるのは、熊野の聖地の中の聖地・那智の大滝へ訪れます。

熊野の地で最も重要な聖地として捉えられることもある那智の大滝はそこに訪れ下から仰ぎ見るだけで何とも言えない大きな感動が湧きおこってくることでしょう。

那智の大滝を流れ落ちる水量はその時期の降水量によって大きく異なります。大雨が降った後などには、以下の動画の様にものすごい迫力を実感します。(^^;



熊野古道ツアーに参加された方々の感動メッセージ【ちいろば旅倶楽部】

熊野古道・三山ツアーに参加された方々の『聖地巡礼ストーリー』をツアー毎にまとめてあります。

熊野古道・熊野三山への旅【関連情報】

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