罪・穢れというのはすべては我欲の表れです。
神さまがつくられたすばらしい人間の姿を包み隠してしまう罪(包む身)。
われわれを生かしている神さまの尊い気を枯らしてしまう穢れ(気枯れ)。
このどちらもわれわれが生きていく上でのマイナスのものですね。
これを祓うということは、そこに神さまの素晴らしいお力というか、こころを入れることによって、プラスに変わっていく。そしていのちが甦ってくる。それが祓いだと思うのです。
ですから、「大祓のことば」というのは、太陽のエネルギーのような、ものすごい力のある神さまの言葉だと思うのです。
『大祓 知恵のことば』葉室頼昭著 春秋社より