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神社の正しい参拝方法

スサノオ君普段は神社参拝しない人もお正月には新年のご挨拶に出かける人も多いと思います。

正しい参拝方法を知って、正しい作法で神社の神様に向き合いましょう。

正しい神社の参拝方法は、あなたの誓いを神様に聞いていただくための第一歩です。正しいおみくじの引き方も。


神社参拝【始めに押さえておきたい10記事】

神社やパワースポットなど聖地と呼ばれる場所は単なる観光スポットではありませんので、普段とは違う意識で訪れる必要があります。まずは以下の10記事で神社参拝の基礎知識を確認しておきましょう。

1.神社参拝で気をつけたい「心のマナー」と「お参りのマナー」
2.パワースポットに行くだけでご利益があるのでしょうか?
3.パワースポットで開運を願う前にすべきこと
4.どんな人がパワースポットに行くと危険か
5.参拝前に知っておきたい神社の御祭神
6.喪中の神社参拝はタブーなのか
7.結果に関わらず、神社へお礼参りをしましょう
8.属性や相性は気にしない「自分をパワースポットにする」という考え方
9.一番大切なこと!神棚に氏神様をおまつりしましょう
10.最も効果的な祈り方とは

どうして神社を参拝するのでしょうか?

神道名言集どうして私たちは、神社を参拝するのでしょうか?
 
こんな言葉を御存じですか?
 
「神は人の敬(うやまい)によりて威を増し 人は神の徳によりて運を添う」

この言葉の意味は、神様に「ありがとうございます」と感謝をし、神様を尊敬する人が多いと、私たちは神様の徳によってご加護を得られるということです。
 
どんなに神社を参拝しても、神様を尊敬する態度のない人や、ただお願い事だけを伝えても、ご加護は期待できないということになります。
 
神社参拝で最も大切なことは、神様への感謝の言葉です。1人でも多くの日本人が神様を尊敬することによって、神様がさらにご神威を発揮され、私たちにたくさんのお恵みをくださる。
 
今の日本の状況からすると、神様を尊敬する人が少ないことのあらわれですから、神社参拝を正しくする人が増えることによって、日本の再生があると私は見ています。

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パワースポットで開運を願う前にすべきこと

まず鳥居をくぐる時は一礼をしてから

鳥居は一礼してから鳥居から先は神様のいらっしゃる神聖な場所。一礼をしてから入場しましょう。その際、道の左側を歩く人は左足から、右側から歩く人は右足から鳥居に入りましょう。

参拝をしている姿から、神様はその人の霊格をみていらっしゃるとのこと。

真摯な気持で参拝をしましょう。

鳥居はくぐりましょう!

参道の真ん中を歩かない

参道の真ん中は神様のエネルギーが通るところ。「正中」といいます。端を歩くようにしてください。
 
(私自身も、小さいときに「真ん中は通ったらだめ、神様が通るところだ」とおじいちゃんに怒られたものでした。)
 
また、神社内で大きな声を出したりせず、静かに内観しながら歩くことをおすすめします。(神社は、観光地ではありません。)

 真ん中は空ける
伊勢神宮・内宮にて。真ん中は神様のお通りになるところとして、写真にあるようにあけましょう。

 参道の真ん中は空ける
参道も同じです。鳥居をくぐったら、端を歩きます。(鹿島神宮にて)静かに内観しながら歩きましょう。

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参拝前に知っておきたい神社の御祭神

手水舎で必ず手と口を清めること(柄杓に口はつけないように!)

必ず手と口を清めてから参拝をすること。
 
なぜここで清めるのかというと、私たちの普段目には見えない自分についた「罪・穢れ」を祓うためです。崇高な神様のおそばへ行かせていただくのですから、少しでも清めてから神様にご挨拶をします。
 
その際、「祓いたまへ 清めたまえ」と心で唱えたり、口で言ってもかまいません。よりお祓いの効果があるでしょう。自分の魂を祓い清める氣持ちで行うことをおすすめします。
 
●手水舎にて ~ひしゃくに口をつけるのはマナー違反~
清める際、柄杓にそのまま口をつけている人がいますが、他に使う人に迷惑ですし、衛生的にもいいとはいえません。特に女性の口紅がべっとりついたものを他の人がみて気持ちよく感じられるでしょうか?そんな想像力が必要です。そんな想像力のない人が、他の人のことが考えられない人の誓いを神さまは聞かれるでしょうか?こうした行動も、ちゃんと神様はみていらっしゃと私は思います。
 
~順番です~
・まず右手に柄杓を取って左手を洗う
・左手に柄杓を取って右手を洗う
・最後にもう一度右手に柄杓を取って左手に水をため、そこで口を洗う
・最後に残ったお水で柄杓を立てにして、柄杓の柄に水を流す

 猿田彦神社
猿田彦神社の手水

手を合わせるときも、参道ど真ん中の参拝は遠慮する

独身女性に人気の神社で見かける、参道のど真ん中を2列で並んでいる様子。
 
お正月など参拝者の多いときを除き、神さまに手を合わせるときは、ど真ん中での参拝はできれば避けたいですね。神さまが通られる参道の真ん中「正中」を歩かないことと同じです。
 
各自がご神域内で手を合わせていれば、長い行列を作らなくてもスムーズに参拝することができます。
 
拝殿のまん前そしてど真ん中で参拝することで神さまにお願いごとを聞いてもらえると思う方が多いのかもしれませんが、そのようなことはありません。祈りはどこからでも通じます。


このような並び方が一般的かもしれませんが、参道の真ん中は空けることが大切。
もっと広がって参拝すれば、一度に多くの人たちが参拝できる。待つ必要もありません。

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神殿前では

神殿前にきたら、まずはそっと賽銭箱にお金を入れます。
 
そのときにお賽銭は投げないこと。神様に失礼にあたります。私たちがおつりなど投げられたらどう思うか?という想像力の問題です。
 
鈴をならしたら2礼2拍手をし、その後手を合わせて普段の暮らしに感謝の祈りをします。その際、名前と住所を伝えることを忘れずに。そして聞きたいこと、伝えたいこと、誓いがある場合は伝えること。ただし我欲や、何の努力もしない自分勝手なお願いごとは×。努力の上でお伝えすることが大切です。
 
終わったら1礼をすること。出雲大社は2礼4拍手1礼です。

「お願いごと」ではなく、「誓い」を

お辞儀と拍手で挨拶をしたら、次に「誓い」をします。
 
私たちは「仕事がうまくいきますように」「健康でありますように」「金運がよくなりますように」「結婚できますように」などと実利的なことを願いたくなりますが、それよりも今、元気にいることなどへの感謝を伝えてください。
 
●自分の名前・住所
●神様への感謝の言葉(ありがとうございます)
●神様のさらなるご開運を祈ります
●私たちの「誓い」を伝えます。(我欲の願い事は×)
●おみくじをひくときは、「本日は私へのメッセージをお願いします」と神様にお伝えする。
  具体的に聞きたい内容がある場合は、具体的に伝えること。
●おみくじは、なるべく前から「●●神社でメッセージをいただく」と決めておきましょう。
 毎日おみくじをひくのはNGです。
 
誓いが叶うかどうかは、「努力」次第です。努力なしでは神様も聞いてくださらないでしょう。
 
私たちが生きているのはすべて神様のおかげ。
家があること、家族がいること、仕事があること、健康であることなど、すべて偶然ではありません。こうした感謝をせずにお願い事だけを神様に伝えることは神様に失礼にあたりますから注意しましょう。
 
神さまが喜ばれる参拝は、感謝と「世のため人のため神さまのためにがんばります」という誓いです。努力と実践の誓いが大切です。

おみくじを引く方は、おみくじを引くのでメッセージをあたえてください、とお祈りしてください。

 感謝と近いを
鹿島神宮・奥宮

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おみくじとは?

おみくじは占いの一種とお考えの方が多いです。でも実際にはおみくじは神様から届けられる、とても貴重なメッセージです。
 
吉凶は関係ありません。大切なことはそこに書かれているお言葉の内容です。
 
たとえ凶と書いてあっても、何度も引き直さないこと。「こういうところを改善しないといい結果にならない」と神様が教えてくださっているのです。
 
逆に大吉だと喜ぶことが多いですが、「こうすれば幸運がつかめる」というアドバイスだと考えてください。

「おみくじ」の正しい引き方

おみくじは思いつきで引くのでははく、「今日おみくじを引こう」と心に決めてからにしてください。どの神社でおみくじをいただくのかなども決めておくこと。
 
参拝の際、自分の知りたいと思う事柄を神様にお知らせして「おみくじを引きますので、お言葉をください。」とお願いします。
 
すると的を射たメッセージが本当にいただけます。
 
せっかくいただいた神様からのメッセージのおみくじは結んで帰るのは間違った風習と言われています。持ち帰ってしばらくおいておきましょう。手帳やお財布にはさんでおくと、いつも神様からいただいたメッセージを見ることができます。
 
凶がでたからといって何度も引きなおしたりするのは厳禁です。神様のお言葉を信じず、聞く耳を持たない証拠だからです。

年初めは「氏神様」へお参りを

年初めは有名な神社へ参拝に行く方も多いですが、まずはあなたの住んでいる地域を守る氏神様の神社へ行ってご挨拶をするのが先です。
 
あなたの氏神様の神社は家から一番近いところとはかぎりません。わからない方はあなたの住んでいる都道府県の神社庁(東京なら東京神社庁)に電話をして住所を言って氏神様の神社を教えてもらいましょう。
 
氏神様の神社では昨年も無事に家族が過ごせたことへの感謝を述べてください。

氏神様の神社は身近な聖地、パワースポット、大切な場所

どうも体の元気がでない、自分の進路に悩んでいる、そんなときは氏神様へ普段の感謝の言葉や悩みを伝えてみてはどうでしょうか?
 
ただし、神様は努力なしでお願い事は聞いてくれません。お願い事は必ず「努力」があり、その上で神様はあなたにパワーをくださるかもしれません。まずは何よりも先に普段あなたが暮らしていける感謝をお伝えしましょう。

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お守り

お守りは基本的に1つか2つで十分です。薬でもいろんな種類の薬を一度に飲むと副作用を起こしかねないのと同じ。たくさんお守りを持っていてもご加護が増すのではありません。
 
本当に自分の願い事に霊験のある神社のものだけを大切に持っていましょう。
お守りの効力を最大に受けたい場合は、常に身につけること。身につけるのがむずかしい場合は、家の中の清らかな場所、神棚や気に入った場所でも良いです。
 
お守りの効力があるのは神社仏閣で祈念を行っているからです。そうした念には「賞味期限」があり、1年もしたら購入した神社にお返しして、新しいものに取り替えてください。
 
同じ神社にお返しできない場合は、近くの神社に持っていってお焚き上げをお願いしてください。
 
お守りは自分が直感で気に入ったものを購入すれば良いです。人に贈る時は祈りの気持ちを込めて渡してあげると、効果が増すと思われます。

護摩木、加持祈祷とは?

◎加持祈祷
神仏のご加護を求め、病気や災難を祓うために行う祈祷や儀式のことをいいます。密教にはじまった行法で、それが民間にも広がって行きました。
 
◎護摩
こちらも密教のひとつ。不動明王や愛染明王のご本尊の前に壇を築き、火炉を設けて、護摩木を燃やします。護摩木は人の悩みや災難を、火は神仏の知恵や心理を表します。その煩悩を焼き尽くして、神仏にご加護をお願いします。
 
神社仏閣で護摩焚きをしていただく場合、護摩木を購入し、そこに願い事を書き入れてお願いします。
 
護摩木はいわば神様へのメッセージボード。乱暴に書きなぐるのではなく、心を込めて祈願の内容を記入します。住所や氏名を書くのも、護摩木の作法のひとつです。

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神社は内観の場

神社で大きな声でおしゃべりをしている人たちがいます。
 
本来は神社ではこれから神様のもとへ向かうのですから、大声でしゃべる場所ではありません。静かに内観する場でもあります。神社のご神域内にある杜や木に触れたりして、静かに過ごす時間も大切です。

あなたの願い事が叶わないのはなぜか?

多くの人が神社でお願い事をします。でもあなたの願い事は叶っていますか?
 
実は、私たちの願い事のほとんどは、神様には届いていません。
 
なぜなら、神社参拝のときに「却下」されているからです。却下しているのはあなたの守護霊と言われています。
 
普段の生活から視ている守護霊があなたの祈りを判断し、神様に届けられていないと考えられます。
 
願い事ではなく、誓いをすることが大事。
 
そして神様に誓いが届くためには努力あってのものなのか。神頼み、努力無しの参拝は届けられないでしょう。

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出雲大社・神在祭 – 神在月に縁結びの聖地へ

お礼参りをしていますか?

参拝でたくさんお願いごとをしておいて、叶っても知らん顔。
 
自分の願い事が叶わなかったからといって、「あの神社、ぜんぜん効果ない」など言っていませんか?神さまには聞こえているそうです!
 
私達人間でも同じことですね。要望を聞いてあげたのにお礼も何も言ってこない人をあまり感じよく思わないのと同じだと思います。
 
ご自身の願いや希望が叶おうと叶わなかったとしても、お礼参りに行くこと。ご自身の努力が足りなかったのかもしれないし、まだその時期ではないよという意味なのかもしれません。すべて起こっていることは受け入れること。
 
日々の努力と積み重ね。依存せず、責任主体で生きる。その上で「神ながら」で神さまのお導きをいただく。それが大切だと思います。

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神社のご神木を傷つけたり、ゴミを捨てない!石や葉っぱを持って帰ることもいけません。

ご利益があると思って神社のご神域内にあるご神木の幹をはがして持って帰ったり、ご神木や神殿の柱に名前を彫る人たちがいます。
 
こんなことをしてご利益などあるはずがありません。かえって「カルマの法則」として、ご自身に自然を傷つけたり、聖地を汚したことを反省させる出来事が起こります。愚かな行為はつつしみましょう。

ご神域内にある石や葉っぱなどを持って帰るのもやめましょう。
 
おみくじを木の幹にくくりつけることも、自然を傷つけた行為といえます。
 
神社などの聖地は、観光地ではありません。大切に訪れましょう。

自然破壊
出雲大社にある木におみくじを結んでかえるという残念な行為。
こうした行為をする人が、出雲大社で参拝したとしても、本当に素晴らしい人とのご縁があるのかどうか・・・。
反対に自然を傷つけたカルマが返ってくる可能性大。

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神社や聖地を撮影するときの注意

神社や長い間、多くの人に守られてきた聖地での写真撮影について。私たち人間でも何の許可も無く真正面から写真を撮られたら嫌な気持ちになるのと同じで、神さまや目には見えない存在の方たちに失礼のないマナーが大切です。
 
1.まずはその場所にいらっしゃるであろうご神霊、ご眷属にご挨拶する、参拝する
2.参拝の際に、「写真を撮らせてください」とお願いする
3.写真を撮る際は、ご神霊を近接真正面から撮るのではなく、斜めや少し離れた場所から。

このような順番で撮るようにすることをおすすめします。

犬を神社に連れて行くことについて

これは当社の意見です。人それぞれにさまざまな意見があると思います。参考にご一読いただければと思います。
 
神職さんのいる神社によっては、犬を連れてきてもOKというところがあるようです。神社の宮司さんの方針によって違うようです。

 ペット連れ込み禁止
<戸隠神社の案内>

聖地を大切に参拝する氣持ちがありましたら、当社の意見としては、犬に関連する神社を除いて聖地に犬を連れて入ることは避けたいと思っています。

神さまの場所は清浄でなければいけません。

犬を連れて参拝する方に多いのが、神社を「観光地」と思っていることです。神社は観光地はありません。神さまがお祀りされている清浄な場所なのです。

犬はどこへ行こうと自分の都合で糞もおしっこもします。そのような犬を連れて聖地へ入るのは、高いご神霊のおわします聖地を汚すのと同じ。犬にここでおしっこも糞もするなと言ってそうできるなら別かもしれませんが。
 
私も犬好きの1人ではありますが、犬を連れている場合、車の中に置いて参拝に行くようにしています。犬に車の中で静かに待たせる躾も大切だと思います。
 
どんなときも、「相手の立場になればどうか?」という配慮が必要だと思います。神社の場合、神さまの立場になって考えるとどうなのか?を考えることが大切だと思っています。神さまも人間も同じことだと思います。
 
自分の家の庭に入ってきていきなり糞尿されたらどんな気持ちになるか?と思います。玄関にだってされればいい気持ちはしませんね。
 
神社などの聖地は、一生懸命神さまをお祀りされ、いつも清浄に聖地を保つ神職さんと真摯に祈る参拝者がたくさんいてこそ、神様はよりご神威を発揮されるものだと思っています。

犬連れ込み禁止
鹿島神宮の看板

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